Thursday, May 16, 2019

碧空1493 phantom circuit 1(カジモドの混乱し切った受肉)

1493 phantom circuit 1(カジモドの混乱し切った受肉) 本能の、命令すると同時に服従するという葛藤(媒体性)の分割、分業すなわち社会化は、葛藤の緩和であるが、その葛藤(「と同時に」)が打ち消されて「後れて来る」に零落して、階級間の葛藤、自由意志の葛藤、あるいは祖師と弟子の間の葛藤、世代間の葛藤、雌と雄の間の葛藤というふうに方解する。  この、後れて来る伝達が内向きに引き伸ばされて過冷却状態の現在が陥没するか、外向きに引き伸ばされて過冷却状態の現在が突出するか、それは、世界が終わっていることに何も変わりはないが、世界が終わっているために外向するか(躁)、世界が終わっているために内向するか(鬱)が、根拠なく変態、交替する。  カジモドの混乱し切った受肉は、こうした本能とその擬態と擬態疲労がまぜこぜに凝集、振動、横幅と背丈が同じになるように圧縮された(まるでKing-Kong が何か秘密を何か処女性のようなものを守護するために巨大化するような)phantom circuit である。  まるで吃りを隠すためであるかのように放火する腹話術の如く、聾していることを隠し、せむしであることを隠すためであるかのような腹話術が予想される。鐘の音がはるか遠くまで響くのにどうして聾なものか、怪力が漲るのにどうして脊柱が湾曲しているものか。ノートルダムの鐘声もノートルダムの怪力も、しかめっ面に結晶した奇形を隠すために屈折した自白なのである。J.J.Rousseauの吃らぬ白状も、奇形を隠すために奇形が一層高度に放浪するのである。

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