Sunday, May 26, 2019

碧空1500 phantom circuit 8(天使が魅(さ)す)

1500 phantom circuit 8(天使が魅(さ)す)  ジプシーの女に拉致された娘を小さな靴が隠喩的に提喩的に代表することの魔法にかかった母が、ジプシーの娘エスメラルダが(実は15年前に拉致された娘が冤罪で)首を吊られようとする場面に居合わせることは、小さな娘が連れ攫われるのと引き換えに(贖罪のつもりか、逆に罰を倍にするようにして)一つ目とせむしの生き物が置き去りにされたのであるから、過冷却状態の罰が後れて下されるというふうだ。しかも内向する罰に面して狼狽から、外向に反転しているのであるが、内向を躱せていないことを知らないのである。(「Notre-Dame de Paris」V.Hugo)  それは、一つ目とせむしの生き物カジモドの身体の違犯性や山羊を連れた流浪の民エスメラルダの身分の魔女性となって、内向する責めと責め苦が外向に反転して通り魔が魅(さ)すように顕れているために、自覚しないでいられる機制なのである。それが、運命を躱せないのに躱せるかのように偏執していられる15年間の祈りの正体である。  しかし、15年の罰の外向のあとで、エスメラルダの身分の奇形性となって責めと責め苦が内向に反転し返して、天使が魅(さ)すように一つ目とせむしの生き物を受胎するのである。

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