碧空1504 phantom circuit12(後れて来る罰の予言)
1504 phantom circuit12(後れて来る罰の予言)
縛り首になって白骨となったエスメラルダを抱き締めながら朽ち果てたカジモド、その、なおも逆せ上がった悲劇的結末としての擬似結婚は、二重人格に解離したまま白骨化して雌雄同体、しかも水頭症が孕んだ異性にして奇形のシャムの双子の片割れとなって体外受胎が転位したキマイラ、擬似半母子というふうだ。
あの、釘づけの磔刑のキマイラは、それ自体が聖史劇的で、その処女性の再生は気味悪く迫る。位格の極端な落差が収斂した奇形性というだけでなく、催眠術にかかったように、ヨハネやラザロやユダやペテロ、サロメやヘロデ王といった登場する人物という人物が多重人格のように解離していて、総掛かりで包囲し、後れて来る罰はしかし何モシテイナイノニ!冤罪というよりは何モシテイナイノニ!贖罪であるような、悲劇的結末としての擬似刑死、というより擬死発作である。
あの、犯人を捜す王と犯人が収斂したキマイラが、何モシテイナイノニ!一旦運命に呼び出されるとどんなに孤独を鎧っても運命の追跡を躱せないように、後れて来る罰は、身分の両極が収斂した奇形性に直面して(狼狽から)擬死発作が起こるのではなく、まるで奇形振りに目を瞑るように自ら目を潰すが、この半自滅は擬死発作のエラーである。そもそも、追跡の発端で、この貴種は死んだ振りをして流されたのではなく、既にそれは後れて来る罰の予言、その潜伏は半自滅の暗示をかける後発催眠術のようなものである。


0 Comments:
Post a Comment
<< Home