Monday, June 03, 2019

碧空1505 phantom circuit13(献身的過ぎるような贖罪)

1505 phantom circuit13(献身的過ぎるような贖罪)  「私」というものを脅かす媒体性の変装として包囲する陰謀は、小さく小さく(まるで、口から次々と蛙が飛び出すように)多重人格に解離して、何モシテイナイノニ!贖罪する。贖罪するのは「私」ではなく、罪と罰の区別がおかされた業に被曝する、その、小さく小さく(まるで、ズーム・アップするように)縮む、隠れなさである。  それが冤罪ではなく贖罪であることが、偽証や裏切りや技術革新といった、プロットとしての予言の、その成就を完全犯罪にする。催眠術にかかったような個々の予言の成就は、「私」が見つけたのに「私」を探しているようではない思いがけない幽霊や打ち寄せる敷浪やJesus Christのようでもあるし、「私」を見つけたはずなのに「私」を探しているようなのだ。  そんなふうに「私」が身に覚えもなく献身的で、これから探し出すはずのものであることが、コレハ他ノ物語デハナイノカ!といったスリラー、完全犯罪としての、失踪からの生還であるが、輪郭喪失と区別がつかない。  「わらの女」(C.Arley )が冤罪の悪夢から藻掻き出ようとする金縛り状態の「私」というもののスリル、この輪郭喪失(この、失踪からの生還)は、献身的過ぎるような贖罪である。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home