碧空1510 phantom circuit18(底に沈める底知れぬ完全犯罪の気配に浮きのように戸惑う)
1510 phantom circuit18(底に沈める底知れぬ完全犯罪の気配に浮きのように戸惑う)
形が見えなくなるほどの極度の抽象(形式)である種の、その、形を具えた暗喩としての能面(孫次郎)は、「私」というものや運命やEROSの暗喩でもある。それらは、誰と入れ替わったのか分からない贖罪のparamorph なのである。
EROSはVENUS に先立たないのに先立つように振る舞い、個々の運命の平均値は不易ではないのに不易であるように振る舞う。個々の運命も個々のエロスも、ブラウン運動の平均値を落下にする如く起こるが、底に沈める底知れぬ完全犯罪の気配に浮きが反応するように起こるのである。
復活は躱せない。しかし、この世の出来事としては、それは途中までしかやって来ない。後れて来る主体は、誰と入れ替わったのか分からない贖罪に戸惑う。底に沈める底知れぬ完全犯罪の気配に浮きのように戸惑う。


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