碧空1531 phantom circuit39(底知れぬリクエスト)
1531 phantom circuit39(底知れぬリクエスト)
リクエストとは何か、漠としてもうとっくにクエストが始まっているらしい責めである。あるいは人生が始まるのは、まるで遠い誰かが人生を反省していて漠として悔やまれる責めからなのだが、それは、何をしようかというような、始まっていないのに惜しまれるような、眠気のような憂愁と焦燥なのである。リクエストを突き詰めれば、世界は終わっているということである、そこでは、断念は渇望である。
源氏蛍の飛び交う光跡が夢幻的であるというのであれば、その運動の収斂としての落下が平家蟹のような魂を孕んでいるのであるし、瀧が龍を孕んでいるのは、この落下に抗う底知れぬリクエストを孕んで夢幻も魂も追いつかないゴーストがかかっているのである。
それは、呼び声に応える主体がしかし媒体であることの(自由の極点で自由の剥奪が覚醒してしまうことの)不安、眩惑、救済である。


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