碧空1536 phantom circuit44(制御不能の鏡像)
1536 phantom circuit44(制御不能の鏡像)
乾燥の危機に八方から殺到して犇めくアメーバが一つの生きものか魂になってのたうって移動するようにバスティーユを襲う民衆の、その勢力を率いる精悍な気が空中に充塞している。それは、自由の女神を装っているが、雷電を孕んだ民衆の憤怒の蔭に潜むのは未知の怪物である。
フランスと呼ばれる地下に潜む未知のリクエストに応えて、1789年が代表する不当な現実に面してEROSのように後れて来る原因の(あるいは、悪となって出現すると同時に潜伏して後れて来る正義の)その、良心の三重の現象は、運命の三重の現象のように位格が取り消された生贄であることへ憤怒や痛恨が痙攣的に向かうように、王の生首が掲げられるや生首は外在する人面瘡となって自白し始める。それは、民衆の生首なのである。全体が個虫の振りをし、個虫が全体を代表する自食が、外向するかのように内向して展開してしまうのである。
運命が偶然となって出現すると同時に潜伏して何よりも嘘っぽく何よりも本当らしい具体であるように、種は個体となって出現すると同時に潜伏して何よりも無差別で何よりも特別な具体にして、双子の霊がかかっている。良心や精神も悪や偽、不当な現実となって出現すると同時に潜伏して(入れ替わるように)後れて来る主体と不当な現実は、二重人格的に解離する。善と悪には、真と偽には、双子の霊がかかっていて、オマエノコトナンダゾと互いに制御不能の鏡像なのである。


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