Monday, August 05, 2019

碧空1547 phantom circuit55(狙い澄ましたような症状の肉薄)

1547 phantom circuit55(狙い澄ましたような症状の肉薄)  「Notre-Dame-de-Fleurs」(Jean Genet)は、自食の光景を冒す時間を拡大してレプリカにしようとするとも見えるし、展翅しようと足掻くとも見える。SphinxがOedipus となって行方を晦まし、魔法使いが長靴を穿いた猫になって行方知れずになるように、メシアがウジェーヌ・ヴァイドマンといった人殺しとなってフランスの原野に姿を晦ます、その発光を検出しようと観測器を繰り返し仕掛けるのである。  しかしその発光の検出は、偶然でも個でも、悪でも偽でも症状でもあるような、区別や分類や出自をおかされて救いがない。真偽がどうでもいいのではないのに善悪といつの間にか入れ替わってしまうような中間性の崖を、小石が誘いあって分岐してぱらぱら落ちていく。  それは、底知れぬ命令の表現が知らぬ間に無意識に変脱して、特別な図像や数値が狙い澄ましたような症状となって分岐した先で再分岐して肉薄するのである。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home