碧空1554 phantom circuit62(千年蓮の如く眠る世界の終わりの、保菌と萌芽)
1554 phantom circuit62(千年蓮の如く眠る世界の終わりの、保菌と萌芽)
祭壇の前に出たキュラフロアにアルベルトの姉の身振りやしぐさが入り込んで来る。
記憶が具体に戻る痙攣的瞬間は記憶を失うようでもあるし、他の生命体の記憶に乗っ取られるようでもある。
キュラフロアの身振りやしぐさがアルベルトの姉の身振りやしぐさに酷似していて模倣と呼ばれるる場合、それが、アルベルトの姉の身振りやしぐさをものにする抽象がキュラフロアの身体を素材にしてunlearn することである。具体に戻るのである。この、模倣にみえる、従って何かずれている具体(媒体)が映し出す中核は、何処とも知れぬ泉から湧き上がって命令となって浮上する記憶であるから、かぶれるようなものであり、この感染は、まるで取り憑かれたかのようである。
底知れぬ命令の気配に浮きのように反応した表現の変脱は、単に表現の進化や流行、免疫なのではなく、命令を流産する振りをして千年蓮の如く眠る如く保菌するのである。
しかし、キュラフロアとアルベルトの姉との間に顔をのぞかせた身振りやしぐさの感染と保菌は、
擬似半陰陽の萌芽であって、アルベルトの姉の身振りやしぐさといったリクエストの流産なのである。このリクエストは女装程度の保菌でしかなく、この萌芽は人殺しヴァイドマンに乗っ取られた乳白色のフランスの原野をヨハネのように先触れ、世界の終わりの保菌なのである。つまり、世界の終わりとは、胞子のように発射する命令なのである。


0 Comments:
Post a Comment
<< Home