碧空1557 phantom circuit65(悪魔的な失踪の変脱)
1557 phantom circuit65(悪魔的な失踪の変脱)
魔法の、悪魔的な失踪は、種の夢が個となって姿を現わすと同時に姿を晦ますエラーのような変身振りが、良心や精神が悪や偽となって姿を現わすと同時に姿を晦ます、その、裂目のような深淵のような奇怪振りに肉薄しようとして知らぬ間に変脱してしまうというふうで、凡そ具体というものは決して全体になれないし、全体は解になれないのに起原のように振る舞う、その、起原の移動振りが自らの変身振りにいつの間にか冒されていてエラーのような失踪が制御不能に驚くのである。
「それはアンスル・ボルンという30歳の巡回牧師で、ある日(1887年1月17日)彼は銀行から551ドルの預金をおろし、突然グリーンから失踪、2ヶ月の間行方不明であった。この間彼はA.J.Brownと名乗ってペンシルベニアのノーリスタウンで小さな雑貨店を切りまわし、仕入れ万端を立派にやっていた。しかもこうした仕事はそれまでに一度もやったことがなかった。1887年3月14日、彼は突然覚醒して家に戻ったが、その間のことは完全に忘れていた」
このfugue (夢中遊行的失踪)は、無意識が症状となって姿を現わすと同時に姿を晦ますようにして驚くが、擬似半陰陽におかされたフランスの原野を前触れるキュラフロアが射精のようなディヴィーヌとなって女装して(運命が)姿を現わす糞のような偶然は(と同時に)運命が姿を晦ますエラーのような、何か覆水のような失踪の変脱なのである。


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