碧空1567 phantom circuit75(極端に私的)
1567 phantom circuit75(極端に私的)
底知れぬ命令が偶然や個や悪や偽や症状となって祟る光景の疾は、運命に抗う偶然が運命の圏域から逸脱するどころか柔順であるように、極端に私的で、幽霊を見つけたのは私であるのに幽霊は私を探しているようではないというように、後れて来るはずの主体が途中までしかやって来ない。
時代の底知れぬ要請が世相となって祟る薄気味悪い光景も、実は極端に私的で、それはまるで、キリストがやって来るのを目撃したのは私であるのにキリストは私を探しているようではない、というようなのである。
フランスの原野の底知れぬリクエストが人殺しのヴァイドマンや生首となって祟るぞっとするような光景も、後れて来るはずの主体は途中までしかやって来ない。その大気は、敷浪が打ち寄せる惑星の如くである。


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