Sunday, September 08, 2019

碧空1570 phantom circuit78(「華のノートルダム」の告知)

1570 phantom circuit78(「華のノートルダム」の告知)  斬首された生首の、その、釘づけの磔刑図のように視線を釘づけにする魅惑を、そこで起こっているmetamorphosis の苦痛を、自食の光景を、隠喩的に模写するのではなく隠語的に、極端に私的であることを以て転移する。「薔薇の茂みの出現」(Jean Genet)は、死体の一部としての生首や、全体が個虫の振りをする生首に隠喩的に迫るのではなく、極端に私的であることの幽霊性を以て隠語的に生首の出現に迫るのである。従って、この隠語的な転移は、隠喩的な模写との区別がいつの間にかおかされている。  しかも、斬首された生首は、「薔薇の茂み」となって祟るのであるから、底知れぬ命令の気配に浮きのように反応して系統発生的に見えるがいつの間か変脱する諸表現のように振る舞う。生首が胴体を探し索める夢想や、逆に胴体が生首を探し索める反転した夢想は、斬首された生首が運命や種、良心や精神や無意識に一気に変脱しようとして(まるでエラーのように)偶然や個や、悪や偽や症状となって(まるで射精するように)姿を現わしてしまったが、そうなることで悪疫のように人の姿をして猖獗することになる「華のノートルダム」の告知にまだ気づいていないというふうなのだ。

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