碧空1573 phantom circuit81(まるでエラーのような、極端に私的な細部)
1573 phantom circuit81(まるでエラーのような、極端に私的な細部)
斬首された生首が抽象(模写)したものはunlearn して何になるのか。斬首された生首が底知れぬ命令のように振る舞うのならば、運命が偶然となって祟り、種が個となって祟るようにして姿を現わす(と同時に姿を晦ます)ものは、まるでエラーのような、極端に私的な細部である。
斬首された生首は、極端に私的な細部となって祟る。弁護士の息子ハンスは或る午後の奥地に(生首となって)分け入って、屋根裏部屋でもう一人のハンスを(まるでエラーのように)見つけ出すが、そのような極端に私的な細部が秘密を(斬首された生首を)守護するのである。
極端に私的な細部の(世界の終わりの)輪郭の、その運命じみた奇妙さなら、それは、熱平衡であるはずの世界の終わりが途中までしかやって来ないからであるし、後れて来るはずの主体が途中までしかやって来ないからである。そこが、エラーのような怪物の棲処である。
「家長の懸念」(F.Kafka )は生首と胴体が解離することと解離しないことの間に振動する。エラーのような、極端に私的な細部であるオドラデクを感知、検出するには、家長は生首となって家の奥行に忍び込まなければならない。胴体としてのオドラデクが生首のように振る舞って知らんぷりするようにして家長を探す。これは、敷浪打ち寄せる浜辺に上がって来た魚を投げ返しても投げ返してもまた魚が上がって来るように、家長の生首が制御不能の、極端に私的な細部となって盗まれている気配なのだ。


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