Thursday, September 19, 2019

碧空1577 phantom circuit85(本当の持ち主と泥棒)

1577 phantom circuit85(本当の持ち主と泥棒)  隠れなさ(nowhere to hide )に被曝する斬首された生首は思考となって姿を現わすと同時に姿を晦ます。思考は、オドラデクやもう一人のハンスといった症状のように、エラーのような極端に私的な細部であるが、何か盗まれているという感じ盗まれているという気配を躱せない。  思考したのは「私」であるが思考は「私」を探していたのではなく、その家長やそのハンスは間に合わせに過ぎない。しかも、オドラデクやもう一人のハンスが光り出すのは、本当の持ち主が接近して来たからである。  こうして、本当の持ち主と泥棒の区別はおかされてしまう。  「ちょうどその頃」という思考は、エラーのような極端に私的な細部である片隅に異常接近するとも忍び入るともつかないために、大気である寂漠を悠久や嫉妬が組成することになるが、Jean Genetが繰り返し異常接近するとも忍び入るともつかない極端に私的な片隅は、公開でギロチンに掛けられたヴァイドマンの生首に忽然として「薔薇の茂みが出現する」秘密の思考であり、しかし秘密の生首がジャンを探しているようではないフランスの原野の、その大気は、思考(秘密の生首)となって祟る生首(フランスの原野)の、全体が個虫の振りをする自食の気である。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home