Sunday, September 22, 2019

碧空1579 phantom circuit87(知らぬ間に生首的)

1579 phantom circuit87(知らぬ間に生首的)  運命が偶然となって姿を現わすと同時に姿を晦ますように、良心、精神は、悪、偽(あるいは仮)となって姿を現わすと同時に姿を晦ます。解としての善や真は派生的である。しかしそれは、悪や偽の欠如なのではなく、悪や偽から懸け離れているのでもなく、悪や偽の平均値のようなものである。同じようにして、運命的とは偶然の平均値、憑依的とは自由の平均値である。  善や真が法則的であるのは、ブラウン運動のような悪や偽の平均値だからである。ジャンの生首的なものの論理性は、監獄で黴や埃のように増殖する極端に私的な細部である思考の平均値である。しかし、底知れぬ命令の気配に浮きのように反応した諸表現(運命、種、良心、精神、無意識)と、その解として次元跳躍的に対応する諸表現(偶然、個、悪、偽、症状)はいつの間にか変脱するのであるから、この諸平均化の醍醐味は知らぬ間に生首的になる。  この諸表現の問と解の関係(metamorphosis )は、「私」というものを代表する「狐憑き、類、生首」と「自由、孤独、思考」の、その問と解の関係の拡張で、狐憑き状態は自由となって、類は孤独となって、生首は極端に私的な細部(思考)となって祟るが、その平均値はいつの間にか変脱して生首的なのである。

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