碧空1585 phantom circuit93(超絶隠語と首実検)
1585 phantom circuit93(超絶隠語と首実検)
底知れぬ命令の変脱とは、解が問のように振る舞う、偽(あるいは仮)の平均値が精神であることが命令の諸表現、すなわち運命にも種にも良心にも精神にも無意識にも生首にもいつの間にか貫通するのである。生首の解(極端に私的な細部)の一つとしての無意識、の解(症状)の一つとしての精神、の解(偽)の一つとしての良心、の解(悪)の一つとしての種、の解(個)の一つとしての運命、の解(偶然)の一つとしての生首の、というようにして知らぬ間に変脱するのである。
ヨハネがキリストを見分けられるように、Faust 博士はMephistophelesを見分けられる。底知れぬ命令の目的と場所が解離しない自由落下に被曝して、悪魔的に光るのは、偽(あるいは仮)の平均値が(なんと)精神だからである。それは、キリストが見分けられることが世界ガ終ワッテイル!気配に被曝することであるようなものである。
底知れぬ命令の目的と場所が解離する零落と、解離しない自由落下との間を記念碑的に媒介するのが、Faust 博士の没頭する干拓事業であるが、これは、雌雄異体の気配である世界の広がりと、途中までしかやって来ない世界の終わりとの間を媒介するのでもある。それは、Faust 博士が極端に私的になる無意識で、記念碑的的な外観が対抗するかに見えるが、超絶隠語である。Mephistophelesは、そのような失語症(metamorphosis )を以てしか首実検できない。


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