碧空1605 phantom circuit113(生首が宙に浮く)
1605 phantom circuit113(生首が宙に浮く)
「(私が行くために上がる)野火」は、「私が行くこと」の解のようなものであるが、「私が行くこと」を場所とし、「私が行くこと」の質料化に私が後れて来るならば、「私」が終わるところで極端に私的になって生首が宙に浮くことはない。しかし、「私が行くために上がる野火」は後れて来るはずの私が途中までしかやって来ないで、宙に浮くのである。
生首が宙に浮く、生首は単なる身体の部分でも単に全体を代表するのでもなく、metamorphosis であることを、沈黙が始まるところで沈黙が終わることを、その、何か範疇に解消しない異常の覚醒を、せめて超常性を以て話さないではいられない!のである。


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