碧空1606 phantom circuit114(饒舌は繰り返し失語症に出てしまう)
1606 phantom circuit114(饒舌は繰り返し失語症に出てしまう)
生首が宙に浮く、反範疇の異常の覚醒を超常性を以て話さないではいられない!「薔薇の奇蹟」の、おぞましくぞよめく饒舌は、「私」が終わるところで極端に私的になり、沈黙が始まるところで沈黙が終わるのであるが、その、超絶隠語になって話す神託、魔法、腹話術、恐喝、精神分析はいつの間にか変脱する。
つまり、「薔薇の奇蹟」(Jean Genet)は知らぬ間に、神話、魔法譚、怪談、ミステリ、精神分析が変脱して、魑魅のようにざわめき、それが、饒舌の気配なのであるが、うずく陰唇を黙らせて口唇がしゃべるのではなく陰唇が口唇まで上がって来てしゃべる位置異常の症状が出るように、この射精は底知れぬ命令を延長して、生首が人面瘡のような位置異常を起こしても何処にも届かないことを恐れているのに、繰り返し失語症に出てしまう。


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