碧空1614 phantom circuit122(虚偽じみた症状)
1614 phantom circuit122(虚偽じみた症状)
不在の間に犯人がやって来る。場所となって潜伏すると同時に後れて来る犯人の振る舞いは、主体の振る舞いと暗合する。
犯人と主体が解離して、呪術的に身代わりに立って、犯人からやって来る話が症状として祟るミステリの解読は、犯人の身代わりに立つ主体の恐喝であるから主体は抹殺される恐れがある。
釘づけの磔刑の十字、あるいは断頭台の生首、「私」が終わるところで極端に私的になる痙攣は、どうして命令なのか。個の意志より大きな意志が実在するように(従って実在するかのように)まじなう、その虚偽じみた症状は、三重の仮面性が解離しない覚醒の閃光であるか、呪術的に身代わりに立って暴かれるはずのミステリが不可解であるか、その間に振動する。
基督教圏に湧出したミステリ症状は、様々な双子のトリックや密室に彩られたミステリを生産すると同時に分類する形式であるが、metamorphosis が途中で頓挫することの秘密に迫る覚醒とは何かまるで違う。


0 Comments:
Post a Comment
<< Home