碧空1617 phantom circuit125(霊を呼び出す呪文、霊的発作)
1617 phantom circuit125(霊を呼び出す呪文、霊的発作)
環境の音を模倣するモノマネ鳥は、そうすることで環境に溶け込む。その効果は気配を消すようなもので、よく似た音を騒ぐように出すのにまるで環境の凹凸を均して沈黙するというふうなのだ。
ECHOも、環境を真似ることで姿を現わすと同時に姿を晦ますが、それは言葉の習得ではなく、発信の能所が解離しない届かぬ思いのようなものである。
吐く嘘は言葉であざむく擬態であるが、あるはずの予定調和的な本当が嘘となって姿を現わすと同時に姿を晦ますmetamorphosis が途中で頓挫する限りで、擬態は正体を現して昇格するかのように浮かび上がる。言葉が身代わりに立つ器官の延長(媒体)である限りでは、発信の能所は解離して本当か嘘か気になるが、解離しないで霊が気配づく浮上はただもう隠れない。それは、本当とは何かまるで違う霊的発作である。
身代わりに立つ器官の延長としての言葉の、その、器官を延長して身代わりに立つ呪術が失効する失語症、超絶隠語、生首は、霊を呼び出す呪文である。霊的とは、秘密が終わるところで極端に秘密になって隠れないのであるが、霊を呼び出す呪文のようにして拾った鞄の中身が本当の持ち主が接近すると光り出すのは、この、途中までしかやって来ない霊の気配なのである。


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