Thursday, November 28, 2019

碧空1624 phantom circuit132(無も同然の光景に、込み上げるおかしさを怺える)

1624 phantom circuit132(無も同然の光景に、込み上げるおかしさを怺える)  ジュリエットとジュスティーヌは態度の懸け離れた姉妹というよりは、水頭症の奇形膿腫が一体分の器官や組織を孕んだシャムの双子である。贅肉が輪郭を探して彷徨う肥満の症状から身をもぎ離して分かれた片割れが、なおも余計な、倨傲の「悪徳の栄え」となって輪郭を探求する肥満の症状なのである。  後れて来るはずの片割れが途中までしかやって来ないのではなく、後れて来てジュリエットとジュスティーヌが解離することは、態度が加虐と被虐に懸け離れることになるのであるが、分岐した先の、のぞき穴の向こうは、秘密過ぎて無我も同然の生首、すなわちジュスティーヌがジュリエットとなって姿を現わすと同時に姿を晦ます再発の光景なのである。  ジュスティーヌが代表する無も同然の良心や生首と、のぞき穴の向こうでジュリエットの振りをする無も同然の種や「自然」との間は、変脱である。込み上げるおかしさは、この、のぞき穴の向こうの無我の光景である。贅肉となって輪郭を探す肥満や輪郭喪失が輪郭である尨の症状は、この、込み上げるおかしさを怺えるというふうだ。笑い出さないで彷徨うのである。

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