碧空1635 phantom circuit143(光る焦燥)
1635 phantom circuit143(光る焦燥)
サスペンスとは、「最初に」と呼ばれる間に合わせ(即興性)の範疇で、その、初めてであるはずなのに初めてではない「世界の終わり」の無意識は、偶然となって姿を現わすと同時に姿を晦ます運命というものが、従って何か決定的であるはずなのに致命的にはやって来ないという症状となって祟るのである。
初恋は、こうした宙吊り状態である。天使が空中で自在ではないように、個が終わるところで極端に個になって光る焦燥なのである。


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