Monday, January 20, 2020

碧空1658 nautilus 1(metamorphosisの発見)

1658 nautilus 1(metamorphosisの発見)  比喩は形式を与える。光が粒子の如く、波の如くしてひとかどのものになり、何か値するものになる。形式は潜伏して先立つはずなのに知らぬ間に光が先立つ。隠れていたものが顕れる効果に包まれる発見である。光は直しさを鎧って頑固になる。  比喩の衝動である「禁止と誘惑の図式」の、そののぞき穴は、いつの間にか(無も同然の)目的や場所や後れて来る主体に変脱するだけでなく、遠近法と遠近法の崩壊との間に振動して時間の表情も変わる。科学的保留を鎧った探究は真に迫るべく躁状態であるし、形式を与え続けなければならないのはMephistophelesの肥満と尨の症状なのである。それは、遠方の限りに出ようとして涌き出す時間に出てしまうようなものである。それはのぞき穴が(無も同然の)予定調和的な全体に変脱している、というように吹き替えられる。  遠近法は、この比喩の(Mephistopheles の)超絶隠語を、告白や歴史を隠れていたものが顕れる効果で包むようにするが、しかしこの比喩が超絶隠語であるのは、姿を現わすと同時に姿を晦ますmetamorphosis だからで、この比喩はmetamorphosis の範疇に解消する。出現すると同時に潜伏するmetamorphosis は隠喩的である。しかし、隠喩の範疇に解消するのではなく、隠喩性はmetamorphosis を模写する谺である。つまり、これは、metamorphosis の発見である。

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