碧空1681 nautilus24(Panicも同然の混合種の失踪)
1681 nautilus24(Panicも同然の混合種の失踪)
牧師崩れのHightower(「Light in August」W.Faulkner)が何度ものぞきに戻らないではいない「ふしぎな黄昏の窓辺」は、自ら自らの祖先となる反直観的な絶景のしるしとして満開のクローンの染井吉野の如く乱れ迫る馬蹄の響を写し出そうとするのぞき穴でもあるし、その究極の(Panic も同然の)混合種が自ら自らを追い越してしまう症状となってChristmas を映し出してしまうのぞき穴でもある。それは、生贄と救済のための物語る目と、化けて出る器官である。(MOON WALK98~101)
「それはアンスル・ボルンという30歳の巡回牧師で、ある日(1887年1月17日)彼は銀行から551ドルの預金をおろし、突然グリーンから失踪、2ヶ月の間行方不明であった。この間彼はA.J.Brownと名乗ってペンシルベニアのノーリスタウンで小さな雑貨店を切りまわし、仕入れ万端を立派にやっていた。しかもこうした仕事はそれまでに一度もやったことがなかった。1887年3月14日、彼は突然覚醒して家に戻ったが、その間のことは完全に忘れていた」
巡回牧師(というより、Hightower のようにPanic も同然の混合種)アンスル・ボルンが忽然と麻酔薬を嗅がされて拉致されたかのように失踪して、雑貨商A.J.Brown となって姿を現わすと同時に姿を晦ましたアンスル・ボルンの無自覚なincognito の症状と、タイム・スリップするようにアンスル・ボルンとなって姿を現わすと同時に姿を晦ましたA.J.Brown の無自覚なincognito の症状も、Panic も同然の混合種が自ら自らを追い越してしまう症状となってChristmas を映し出すのぞき穴の如くなのであるが、その、化けて出る器官は、救済なのか生贄なのか区別がつかない。しかも、この、自ら自らの祖先となる反直観的な行方不明は、実は隠れなさな(nowhere to hide )なのである。


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