碧空1698 nautilus41(覚醒、眠気のような憂愁)
1698 nautilus41(覚醒、眠気のような憂愁)
実体としての意味になろうとしてうす紫の煙がエジプトの空に立ち昇る、それがマリア的な憂愁である。
ハムレットには肥満の症状のようなものがあるはずだが、ジュスティーヌ(「悪徳の栄え」)にも肥満や尨の症状のようなものがあるはずだ。それが、込み上げるおかしさを怺えるということだろうか。悪徳の限りを尽し、工夫を凝らすが、多くの悪徳の交差を通して悪徳が平均化して範疇に解消したり卑俗にならないように自由であること、個が実在するように(従って実在するかのように)まじなう、それがジュスティーヌ的な憂愁である。
外気に触れる唯一の脳の一部としての目に見えないもの、目に見えるようにする諸々の変換装置を悉く躱してあくまでも目に見えないもの、それが霊的なもので、しかしそれは、分かるのではなく、覚醒するのであって信ずるしかないのである。
五官のどれかが欠如する奇形にとって霊的なものも、眼耳鼻舌身を通して分かるものではなく、意識するものでもなく、覚醒するのであって信ずるしかない絶対服従である。この覚醒は、霊的なものが実在するように(従って実在するかのように)まじなうマリア的な憂愁ではない。


0 Comments:
Post a Comment
<< Home