Monday, March 23, 2020

碧空1700 nautilus43(仮面性の感染、仮面性の発症)

1700 nautilus43(仮面性の感染、仮面性の発症)  隣人「の」予期は、「の」が主格、対格、属格、同格、喩格が解離しない限りで、人の姿をして薄気味悪く猖獗し、蔓延する悪疫の如く、誰と入れ替わったのか分からない復活の気配に被曝して、一気に誰もが隣人になって、この世の片隅がいきなり世界の終わりに出てしまう。それは、世界の終わりに感染してしまうというふうだ。  感染した片隅は、「私」が不断に突き進むのに突き切ろうとするそばから「私」が乗っ取られていくというふうに隠れなく(nowhere to hide )迫って「私」を脅かす。つまり、この感染は、追跡の跫音や陰謀の気配の如く、「私」というものを疾しさとなって脅かす媒体性の変装なのである。「私」がいるという気配は他の「誰かがいる」といった感染の気配で、鏡に知らぬ間にその、他の誰かが映し出されていそうなのだが、「誰かがいるはずだ」といった隣人の棲息圏が雌雄異体の気配となって遠吠えのように広がっているのではない。  「誰かがいるはずだ」といった隣人の予期の、その不思議な信頼は遠吠えのように世界を拡張する。疚しさが遠吠えのように広がるのと、疾しさが遠吠えのように潜伏するのとでは何か違う、というか何かまるで違っていて、この、隣人と予期の間の次元跳躍が解離する限りで、隣人の現実性は底知れぬ仮面性に感染していても、世界の終わりの三重の仮面性と絶対速度の発症なのではない。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home