碧空1703 nautilus46(百年に一度雄株と雌株に分かれる「モナリザ」)
1703 nautilus46(百年に一度雄株と雌株に分かれる「モナリザ」)
「モナリザ」の微笑の反直観性は神格化であるが、すなわち、釘づけの磔刑の図のように反直観的でいつまでも1にならないのであるが、それは、この世の収穫である。つまり、世界「の」終わりに出てしまうのである。
最後の一羽(がモウ一羽イル!)ものだろうか、といった驚きと懐疑の間の振動の、その首を傾げてしまう反直観性(infernal twoness)は被曝するような覚醒であるから、神格化は自由な選択なのではない。そこでは、二重性が隅々に及び、現場に居合わせなくても器官を延長して来る種々の双子のトリックの源泉になるが、例えばもう一つの「モナリザ」が実在するというようなうわさや囁きは神格化を打ち消すかに見えて零落というのでもなく、その伝達はinfernal twonessの絶対速度の表現である。まるで「モナリザ」が両性具有で、百年に一度雄株と雌株に分かれるとでもいうように絶対速度で漂うのである。
しかし、「モナリザ」はさほど追い詰めもせぬ間に急激な自滅を起こしはしないか。先立つはずの形式や種や全体といった要請(夢)が実体になるまで深追いしないではいない蒐集の傾向から増殖、拡散、膨張した「モナリザ」は急速に収縮して壊滅するし、満天の星の瞬く数は限りないだけに不吉なのである。


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