碧空1717 nautilus60(エルピスは見る間に変異して)
1717 nautilus60(エルピスは見る間に変異して)
主題としてのエルピスの諸解は、Elpis の暗喩である。つまり、エルピスの本質を尋ねる問の諸解はElpis に変装する如くなのである。例えば、Elpis は種(EROS)の問題である、というように実在するかのようになるのである。
Elpis が精神の問題であるのならば、エルピスは偽となって姿を現わすと同時に姿を晦ます。偽は霊的ではなく、秘密の終わりであるが錯覚にして、呼び出されているのか取り消されているのか区別がつかない隠れなさ(究極の秘密)に出るのではなく、暴かれなさ(終わりのない懐疑)に出るのである。mysterium とミステリは何かまるで違うが、対応する救済と擬似救済はどちらも霊的でなくなることの中止である。しかし、mysterium に出ることは空腹と旅愁の終わる如く、ミステリに出ることは空腹と旅愁の始まる如くである。
断食芸人を抱き竦めるエルピスは見る間に変異して偽や症状となって祟るにしても、断食へ駆り立てる空腹と旅愁の始まる如く、暴かれなさに出る。


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