碧空1719 nautilus62(魑魅じみてエルピスが息づく)
1719 nautilus62(魑魅じみてエルピスが息づく)
偶然や個や、悪や偽や症状、そしてエルピスがこの世のものとしてあるのではなく、エルピスが場所となって潜伏する限りで、この、底知れぬ命令としての果てしもない空腹は偶然や個や、悪や偽や症状となって祟るのである。「断食芸人」(F.Kafka )は、その装いはミステリでも精神分析でもSFでもないが、終わりのない懐疑が摂食衝動の倒錯に転写されていてエルピスは息づいている。
終わりのない懐疑と空腹と旅愁のエルピスが場所となって潜伏することの不断の中止のイラストが「LITTLE NURSE」(Mentholatum )であるとすれば、霊的でなくなることの不断の中断がサイエンスの賭けた態度である。霊的でなくなるもの(場所を占めるこの世のもの)を扱うサイエンスは、奇怪にも、霊的でなくなることを疑うのである!そして、空腹に駆り立てられて空腹を埋めることが断食であるような摂食衝動の倒錯となってエルピスが息づくのは、飽くことを知らない際限のない技術革新である。満腹をもたらしたはずなのに空腹を励起してしまうのである。
この、ペルソナが見る間に変異する(魑魅じみて息づく)擬似救済は、究極の霊的気配、カムカラカ飽カヌカモ!とは何かまるで違う。


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