碧空1733 nautilus76(かくも呆気ない思い、ばかでかい何か、エロヒムの棲処の20世紀)
1733 nautilus76(かくも呆気ない思い、ばかでかい何か、エロヒムの棲処の20世紀)
かくも呆気ない思いを励起する死や場所というものを分かり易く説明するために、もっと、もっとというより比較を絶して、ばかでかい何かが実在するようになる。それは、誰でもなくなるように捻り潰しにかかり、それが救いにかかるとすれば誰かであるようにというより、誰でもなくなるように(従って誰でもなくなるかのように)なのである。
通り魔(phantom killer)は、そのばかでかい何かが人となって姿を現わすと同時に姿を晦ますのであるし、悪疫となって(しかもその悪疫は人の姿をとって)猖獗する。それは、大地震ガ玄関カラ出テ行ッタ!というふうだ。
空飛ぶ円盤に吸い上げられるような遭遇も、呼び出されるとも取り消されるともつかない。脳に何かを埋め込まれて思考が筒抜けになるとか吹き込まれるとか、受胎告知の如くである。
このようにして、ばかでかい何かが実在するようになることは、霊的でなくなるはずなのに霊的になる。こうした矛盾を孕んで死や場所は呆気ない思いを励起し、盛り上がった土地に潜む空飛ぶ円盤の気配は、死や場所の潜伏のイラストであるし、エロヒムの棲処の20世紀である。


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