Saturday, May 30, 2020

碧空1754 nautilus97(命令「の」伝達の、即興的表現)

1754 nautilus97(命令「の」伝達の、即興的表現)  災厄がこの世に流出して、その縁生のために打ち消されたものが夢のように表出する、その表出がElpis である。  罪に罹った隣人の縁生のために隣人の誰と入れ替わったのか分からないMessiah も、そうした夢のような表出である。つまり、復活の後に初めて隣人の範疇は発効する。  弟殺しは、カインの抱える葛藤の一つの(偶然の)解決であるが、その命令「の」伝達の即興的表現が既視感や、別の土地で他の誰かに降りかかっている出来事とでもいうようにtwice-toldであるのは、葛藤を忘れないように忘れる亡命がElpis と瓜二つだということである。  この解決としての亡命は命令に反転して、その命令「の」伝達の即興的表現の一つがエデンの東なるノドへの移住、もう一つは移住後の器官の延長(あるいはアメーバが器官を延長するかのような分裂)すなわち分業である。  ノアの抱え込んだ問題は種(EROS)と(種を忘れないように忘れる)個の葛藤であるが、父と子の、兄と弟の、問としての「私」と解としての「私」の、「私」と隣人の、というように方解する葛藤の、忘れないように忘れる即興的表現の、その致命的な危機は大洪水が及ぶほどなのである。その解決は、ここでも、もの凄い雨の音のする闇をあてどもなく通り抜けて雲間から陽が射し降りる地表に出るような移住である。

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