碧空1767 nautilus110(モーゼの出そうな場所、無意識の隆起)
1767 nautilus110(モーゼの出そうな場所、無意識の隆起)
個や偶然に迫ろうとして偽に出てしまう変脱は、ヨセフが銀20枚に化けるようなものであるが、ヨセフが「私」に迫ろうとして他の誰かに出てしまうのは、個が種に、奇形が奇形に出るElpis に、命令を忘れないように忘れる亡命が命令に反転するのである。
phantom killerが襲う衝撃は、この反転を起こす弾みである。ヤコブの抱える(個や偶然に迫ろうとして偽(鏡像)に出てしまう)双子の苦悶は、反転して、ヨセフに顕れる症状の予期である。その、「私」に迫ろうとして他の誰かに出てしまう症状は、反転して、(後れて来るはずの)モーゼと呼ばれる無意識である。後れて来るモーゼと呼ばれる技術は「私」と他の誰かの解離、個と種の解離、悪と良心の解離であるが、後れて来るはずなのに途中までしかやって来ない無意識が、モーゼの出そうな場所である。
Christina の出そうな「Christina's World」(A.Wyes )は、奇形とElpis の解離しない無意識が剥き出しに隆起しているのである。


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