Tuesday, July 14, 2020

碧空1799 nautilus142(反転する聖別)

1799 nautilus142(反転する聖別)  穢れたものや忌まわしいものの指定と回避は、ヤーウェの思いつきや気まぐれにしか見えないが、モーゼの頭と舌を通すことで、その伝達と表現は聖別なのである。  同ジヨウニシテ、皮膚が癩病に冒されているかどうかや、衣服や家屋の壁に癩病が顕れているかどうかの、その判別と隔離あるいは湮滅も、その伝達と表現は聖別である。  この聖別は、隔世の果てに、ユダヤ人に跳ね返って来る。ユダヤ人が排除して地下に堆積した癩病のような汚らわしいもの忌まわしいものおぞましいものの重なり絡みあって蠢く巣が隆起して(夢の反乱のように)表出し、ユダヤ民族の被迫害を聖別する。それは、弟ヨセフが異腹の10人の兄にエジプトへ売り飛ばされた、その流転と被迫害「の」聖別の如くである。  危機に際して避難、移動する。群の生命が霊的でなくなる亡命は、こうした移動の図式であるが、霊的でなくなる限りで聖なるものは疾しさとなって潜伏する。この反転する聖別が、「禁止と誘惑の図式」である。聖なるものがこの世のものになるためには、穢れたものや忌まわしいものや癩病のように除かれ打ち消され(どこかで夢のように隆起するために)潜伏しなければならないのである。この二重の目的が、群の生命の、反転する聖別である。

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