Tuesday, July 21, 2020

碧空1806 nautilus149(群の生命の自乗)

1806 nautilus149(群の生命の自乗)  雌雄異体の気配が凝った塔を孕む(予期する)女王白蟻と、雌雄同体の気配が俄然聖別して胎を開くマリアとの関係は、ありふれたマリアが何も変わっていないのにとり替えられてしまう極端に私的な異象を、暗喩的に注釈しようと試みる。雌雄異体の気配と雌雄同体の気配の差異は、世界の広がりが世界の終わりと何も変わらないような変異であるが、この、ありふれたマリアを襲う異象は、「マリアとなって生命を贖うヤーウェ」の秘密に極端に私的に迫ろうと試みる。  異象には暗喩を以て迫ろうとし、「マリアとなって生命を贖うヤーウェ」には異象を以て迫る。このうわべの差異は、真に迫る試みと、信に迫る試みの違いであるが、真は果たして、信と違うのだろうか。  群の生命の、その贖罪の秘密に異象を以て迫るのは、信に迫るのであるが、異象が襲うと感じられるのは個と種が解離しないからであって、従って個と種の区別がおかされる提喩を以て信に迫るのである。つまり、群の生命の、その贖罪の秘密に迫る試みは、群の生命が個の振りをして信に迫る群の生命の自乗すなわち殺到である。

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