碧空1812 nautilus155(突然の解明)
1812 nautilus155(突然の解明)
真がかって迫る、その畸形化が、何か明快でうれしくなるというのは、獲物がついに視界に姿を現わしたような、あるいは、蔓植物のつるが触手のように盲目に空中を伸びてついに何かを探り当てたというような、絡み巻きついて初めてアアコウイウコトダッタノカ!と分かるような、ふしぎな手応え、突然の解明である。
こうした突然の解明は、霊的命令(予期)とこの世のものが解離しないでゴーストがかかって迫るのであるが、真がかって迫る畸形化は、ゴーストが形式や場所や目的に変格するのである。
例えば、デフォルメされた似顔絵や人の縮小版である子供が何か明快でうれしくなるとすれば、それは、その、のぞき穴に浮かび上がって来るがよく思い出せない顔貌や小さい人が形式や場所や目的をあるいは理想を目指すからである。つまり、のぞき穴を目指すのである。真がかって迫る畸形化は、遠近法の失効ではないがのぞき穴の変格が不明瞭な顔貌や小さい人を救済するのである。


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