碧空1815 nautilus158(Hannibal!)
1815 nautilus158(Hannibal!)
タイム・スリップは、例えば1993年から1864年にタイム・スリップするのであるならば、1993年に存在しつつ1864年に存在するのである。つまり、時間が局地的に収縮するのである。この、収縮する時間は、時間を目指す。死者の目であるようなのぞき穴を目指す、畸形化である。
収縮体は、何か或る過ぎ去っていない現在を死蔵する。この過ぎ去らなかった現在は、時として、その形式が同時にその意味であるような形象(意味は不明だがドンピシャに響いてくる象徴)となって姿を現すが、それはタイム・スリップしたような局地的衝撃である。
この、制圧されぬままに死蔵されるものは、あたかも輝きを増大させるためである如く収縮(あるいは拡大)する。それは、死体、宝物、陰毛と処女性といった秘密であり、例えばキング・コングとは、陰毛と処女性を守るために自ら巨大化した陰毛と処女性であり、その呪縛的獰猛は、秘密を分け合うためにこっそり毒を盛る行為に酷似している。
つまり、獰猛に拡張するHannibal!は、ハンニバルの妹の残骸である乳歯が、失神したクラリス・スターリングを抱きかかえるようにして姿を現わす局地的衝撃なのである。(nautilus157)


0 Comments:
Post a Comment
<< Home