Saturday, August 01, 2020

碧空1817 nautilus160(名もない擬似贖罪が愉楽となって姿を現わす韜晦)

1817 nautilus160(名もない擬似贖罪が愉楽となって姿を現わす韜晦)  エレブス・オドーラの繭を死体の喉に詰め込むことが、誇張も同然の形式であると同時に意味であるような何かとは、一体何か。その何かの形式であると同時に意味であるような、従って意味が不明になるがドンぴしゃに響いて来るこの畸形化は、羽化するような性器の転換を、性器を口腔に移す性交の位置異常で間に合わせると同時に、その変態の魅惑を、黒魔女蛾の繭を他の誰かの喉に挿入することで註釈しようとするのである。しかしそれは、羽化したはずなのに他の誰かの喉となってしか挿入が起こらない変態のエラーであるだけでなく、蛹が他の誰かの喉に人知れず残ってしまう性器の切断なのである。  その変態の不全を埋め合わせるために、Billy(Buffalo Bill )は大柄な若い女の皮を剥いで、「乳房のついたベスト」を作ろうとしている、とHannibal!はBilly を切開して見せる。他の誰かの喉に残ってしまう黒魔女蛾の繭が発見されたがっているのはBilly の真意ではなく、Hannibal!の律法である。黒魔女蛾の繭は精神分析されたがっているが、そうした名もない擬似贖罪が愉楽となって姿を現わす韜晦の、その繭を切開すると起きる黒魔女蛾!の利口そうな目は、切開しないではいられないHannibal!である。(nautilus159)

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