碧空1826 nautilus169(奇妙な正確さ)
1826 nautilus169(奇妙な正確さ)
Hannibal!が響いて来るとすれば、それは、潜伏するHannibalが後れて来るHannibalの、その、つかみどころなく逃れ易い沈黙と怒りの塊の、誇張も同然の魂であると同時に意味であるからだ。それはヤーウェのように、見透し難い沈黙と怒りの塊を漠として明快にする奇妙な正確さである。
この奇妙な正確さが沈黙と怒りの塊にかかると、沈黙と怒りは塊を組成するのではなく、塊の正体でもないことが分かる、というより、響いて来る。沈黙も怒りも輪郭が決壊しているのに、塊は奇妙にも明快になる。
Hannibal!もヤーウェも悍ましいが、苟も救済ということが起こるとすれば、魂を導くというようなことではなく、塊に奇妙な正確さを吹き込むのである。
この奇妙な正確さは、後れて来る主体の、その、のぞき穴の遠近法に浮かび上がる現実味とは何かまるで違う。(nautilus168)


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