Wednesday, August 12, 2020

碧空1828 nautilus171(cannibalism/正義、Hannibal!)

1828 nautilus171(cannibalism/正義、Hannibal!)  Clarice の到来を、Hannibalは漠として(しかしずっと)予期していた。というのも、Hannibalに降りかかったcannibalism が飢餓の状況に触発されたのではないことを証明するのは、Clarice の症状だからである。  いやおうもないもの凄い力にとっくに潰されているのに、潰されないように幻肢の如く起き上がって来る、恐れでも怒りでも悔いでもない「羊たちの沈黙」の動顛と狼狽から、cannibalism は模写発作的にHannibalに降りかかり、転移発作的にClarice は正義に罹る。しかも、この二極には、互いに余計なものに似ようとする双子の霊がかかっていて、打ち消されて潜伏した極はその片割れの極の目的、あるいは場所なのである。  つまり、Clarice はHannibalが浮かび上がるのぞき穴であって、正義に罹って後れて来る弟子Clarice は、教師Hannibalを丸のみ込みして震えているかに見えるが、実はそれは、その瞬間に食い破り返すだけでなくClarice となってHannibalが震えているのである。Clarice が追い詰めても、Hannibalは捕まるはずがない。Clarice は一体何を思い出そうとしているのか分からない、そのこと、それが、Hannibal!である。(「Hannibal」T.Harris)

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