Thursday, August 13, 2020

碧空1829 nautilus172(狩猟と美食の根拠)

1829 nautilus172(狩猟と美食の根拠)  いやおうもないもの凄い力にとっくに潰されているのに、潰されないように幻肢の如く起き上がって来る、その、Clarice の覚醒は、何を思い出そうとしているのか分からないままに鳴き募っていた羊たちの沈黙がもの凄い大声を出しているようなもので、しかも、幻肢の神格のもう一つのエピソードであるHannibalの(地獄から管を通されたような)声なので驚くというふうだ。  このように、Clarice の罹った正義とHannibalに降りかかったcannibalism は実は瓜二つで、生命を贖う贖罪の秘密に属する。  この、いきなり生贄であることは生贄にすることに反転してcannibalism も正義も狩猟として美食として世俗化し、狩猟と美食の根拠が種の夢(群の生命)であることから遊離して如何わしくおぞましく何度ものぞきに戻らないではいない懐郷的拷問に転移する。この、エラーも同然の根拠薄弱を埋め合わせるように、拷問の技法の工夫は精彩と情熱に富むことになるし、口唇から出る白状が異様に重んじられることにもなるが、正直かどうか、強制や催眠術や薬物の影響がないかどうかは眼中にない。拷問と白状の一連の手続きを踏む発汗、怒声、呻き、悲鳴、悶絶が、正義とcannibalism の根拠(の蜃気楼)を構築するのである。

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