Sunday, November 01, 2020

碧空1909 nautilus252(沈黙の試煉)

1909 nautilus252(沈黙の試煉)  「私」を保存するために眠ってはならない不眠の夜が暴走して「私」を襲う不眠症、それは、「私」を保守するために喋ってはならない沈黙が暴走して喋ってしまう人面瘡(腹話術)の如く、沈黙の試煉である。それは、火や水や地や風や四大の恵が暴走して猛威を振るうといったふうだ。  沈黙は孤独と言えるのか。沈黙は孤独を疑う。思考は筒抜けになって随意に制御できないし、人面瘡が不随意に喋り出すからだ。思考は自由を疑う。沈黙は自由と言えるのか。  後れて来るはずの「私」が自由、孤独、思考に面して、途中までしかやって来ない「私」は自由、孤独、思考を疑う。真偽がどうでもよくなる遠近法の崩壊が遠近法に包まれて真に迫ることは、究極の孤独であるが、それは孤独と言えるのか。

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