碧空1916 nautilus259(誰にも解けない疑問)
1916 nautilus259(誰にも解けない疑問)
1 立ち止まろうとしているのに、まるで誰かに押されているように立ち止まれない。
2 絶えず前進しているのに世界が終わっているので一歩も先へ進まない。
3 誰か眠っている間に絞め殺してくれないか。
4 誰かこの煙草の火はいらないか。
1も2も過ぎ去る振りをする時を模写しているのは、2が1を償うようにコピーしているからであるが、どれもそのことに気づいていない。
4の、その誰かの未遂の異常接近は、煙草の火をくれたもう一人の誰かの異常接近の、そのつけ狙う親和力の再発である。「LITTLE NURSE」は、その、とっくに過ぎ去っているはずの現在のイラストである。3の、その誰かの異常接近は未遂なのに、覆いかぶさって冷たい息を吹きかけるようで、何事もなかったかのようにまた始まる(後れて来るはずの)「私」の、その、正体の振りをするのである。
つまり、「私」の最終形態が未遂なのは、それが誰でもなくなる場所だからである。この場所は、要請であるような疑問である。


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