碧空1928 nautilus271(不快であること)
1928 nautilus271(不快であること)
幽霊ガ出ル!とは、問としての「私」(「私」の形式)が潜伏しないのである。それと、問が解けたことにならない陰謀の気配とは、paramorph である。問が解けたことにならない焦燥であるが、J.J.Rousseauの「告白」は、その、遠近法に包まれた真実の光景が偽りであることを、知ッテイテモ知ラナクテモ、後れて来る「私」は漠として不快である。それは、随意にして正直に告白しようとするのに人面瘡が出し抜いて不随意にべらべら制御不能に白状するようで不快なのである。この、問としての「私」が潜伏しない「私」の衰弱、焦燥が、追跡や陰謀の気配の正体である。
「私」が不快なのは、時任謙作(「暗夜行路」志賀直哉)を代表する生真面目を坂口を代表する不真面目が脅かすようで守護する!その、打ち消されたものの夢のような表出、外部に遊動した人面瘡が制御不能に瓜二つであることを白状しているからである。
つまり、瓜二つになれないが、瓜二つであるはずなので不快なのであるし、うらやましくさえあるのだ。


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