碧空1930 nautilus273(作品の衰弱は本当の持ち主の異常接近を告げる)
1930 nautilus273(作品の衰弱は本当の持ち主の異常接近を告げる)
Oedipus が行く「ために」、疫病は猖獗する。運命は運命を回避しようとして偶然となって覚醒すると同時に(従って)眠り込んでしまう。Oedipus を回避しようとするOedipus を脅かすように守護する疫病(陰謀)は運命に矛盾するのではなく、矛盾しない範囲でずれる歪みが運命「の」問い掛けには必須の責め苦なのである。しかし、運命は「私」の運命ではなく、その必滅の不正を(後れて来る「私」を)取り戻してはくれない。「私」の衰弱は、神託に屈する。Oedipus の顔が光り出すのである。
その屈服は、平均値を以て償うようにコピーする修正ではない。良心にいつの間にか変脱した運命は、良心が出現するのに不可欠の、しかし必滅の悪を(後れて来る「私」を)取り戻してくれないのである。
同じようにして、無意識に知らぬ間に変脱した運命は、無意識が出現するのに必須の、しかし必滅の作品(opus)を取り戻してくれない。無意識は作品の無意識ではなく、無意識が無意識を回避しようとして症状となって覚醒すると同時に(従って)眠り込んでしまう、そうした偶然の作品の衰弱が、本当の持ち主の異常接近が、opus「暗夜行路」を脅かすように守護するのである。作品の衰弱は、腹話術に屈して、本当の持ち主の異常接近を告げる。作品が光り出すのである。


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