Wednesday, December 02, 2020

碧空1840 nautilus282(変に光る「暗夜行路」)

1840 nautilus282(変に光る「暗夜行路」)  狐憑きを叩き出そうとして折檻するような(しかし、効果のない)不快は、空転も同然の駆動力が跨がる「暗夜行路」の燃料であるだけでなく、「暗夜行路」の見てはならない、あるいは何度も見にもどらずにはいない壁に写る影であって、その、狐憑きを叩き出そうとして空しく打擲するうちに、まるで世界を折檻するような狐憑きに謙作が乗っ取られている姿が、暗夜行路というものの変に光る「詩と真実」である。

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