Saturday, December 19, 2020

碧空1856 nautilus298(火と水の試煉)

1856 nautilus298(火と水の試煉)  ザラストロの器官の延長、分身タミーノに、奇妙ナコトニ出会う前から、夜の女王の器官の延長、娘パミーナは拉致されるのであるが、種の試煉をパパゲーノが通り抜けなければ老女の姿をした(すなわち、蛹状態の)パパゲーナにかけられた魔法が解けない(すなわち、羽化しない)ように、タミーノとパミーナが対い形成するには、タミーノが茨の森のような誰でもなくなる試煉を乗り越えなければならない。(「Magic Flute」)  夜の女王の復讐の(償うようにコピーする)アリアの、そのコロラトゥーラは魂が脱け出して夜の女王は笛になる。ザラストロの魔笛におかされて、夜の女王の位格(ペルソナ)である娘の姿となって救出されることになっているから、ザラストロの位格であるタミーノはパミーナの絵姿を見て、その絵姿に矛盾しない娘が絵姿(すなわち、蛹状態)から羽化するはずだ、というように見初めるのであるが、それは、ザラストロの予期である。  火と水の試煉とは、タミーノとパミーナの対い形成のための試煉、シャムの双子のようなザラストロと夜の女王が解離しようとする葛藤である。葛と藤が巻きつき合って世界が閉じようとする自然の導きを償うようにコピーして、自然、世俗、「私」、この三つの位格が解離する。そのようにして、対い形成に向かって世界となって押し広げられるのであるが、OLD NICKの魔笛におかされている。

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