Wednesday, January 06, 2021

碧空1874 nautilus316(迂闊に通りかかる旅人)

1874 nautilus316(迂闊に通りかかる旅人)  「それはアンスル・ボルンという30歳の巡回牧師で、ある日(1887年1月17日)彼は銀行から551ドルの預金をおろし、突然グリーンから失踪、2ヶ月の間行方不明であった。この間彼はA.J.Brownと名乗ってペンシルベニアのノーリスタウンで小さな雑貨店を切りまわし、仕入れ万端を立派にやっていた。しかもこうした仕事はそれまでに一度もやったことがなかった。1887年3月14日、彼は突然覚醒して家に戻ったが、その間のことは完全に忘れていた」  分身するまでに器官を延長するが、アンスル・ボルンはA.J.Brown と分業し損ねる。一つになるために半分になる妊娠状態が展開して、A.J.Brown はアンスル・ボルンを償うようにコピーするが、解離しない。記憶喪失は解離に見えるが、「私」は自明ではない。  一つになるために半分になるアンスル・ボルンとA.J.Brown の間の飛躍性は、解を半ば知っている問と解の間の次元跳躍性を転写するといったふうだ。いきなり贖罪!であるような運命の覚醒に、狼狽から、打ち消された自明を発作的に転写するのである。  アンスル・ボルンの失踪は懴悔の如く、聴罪の如く、つまり、この、鷲掴みして来るような飛躍的な罪!の回路は、誰にも知られたくないのである。狼狽から、発作的にもう一つの記憶喪失が襲う。図ラズモ、それは、打ち消された自明の回復である。

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