碧空1890 nautilus332(触れて感染して、戦く)
1890 nautilus332(触れて感染して、戦く)
歩くJesus Christは、高い所から落ちないように声をかけてはならない夢遊病者のようで、指を鳴らす合図で俄然我に返る。
「それはアンスル・ボルンという30歳の巡回牧師で、ある日(1887年1月17日)彼は銀行から551ドルの預金をおろし、突然グリーンから失踪、2ヶ月の間行方不明であった。この間彼はA.J.Brownと名乗ってペンシルベニアのノーリスタウンで小さな雑貨店を切りまわし、仕入れ万端を立派にやっていた。しかもこうした仕事はそれまでに一度もやったことがなかった。1887年3月14日、彼は突然覚醒して家に戻ったが、その間のことは完全に忘れていた」
A.J.Brown は歩くJesus Christのように一つになるために半分になる中間の覚醒(1887年1月17日からの2ヶ月の失踪)であるが、誰も声をかけなかった。しかし、指を鳴らす合図で俄然我に返った1887年3月14日まで誰も声をかけなかったが、落下なのである。
ペンシルベニア、ノーリスタウンの雑貨商A.J.Brown を包む大気は運動なのか場所なのか目的なのか区別がつかない落下である。しかもそれは、打ち消された巡回牧師アンスル・ボルンが大気となって覆うのである。つまり、この失踪は、一つになるために半分になる中間に触れて、大気が寂漠あるいは世相となって感染して戦いているのである。


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