Friday, March 05, 2021

碧空1930 nautilus372(極端に私的な片隅ノ猛威に被曝した痕跡)

1930 nautilus372(極端に私的な片隅ノ猛威に被曝した痕跡)  1,800 ㎞ノ記憶喪失や深い麻酔のように山岳の迫ることが覚醒(山岳の崩落)であるように肉薄して、「私」が入れ替わる何かの間違いからか、過ぎ去るといった奇妙な疾走が起こる。それはもの凄い疾走であるが、程度は取り消されているので、どんになに過ぎ去った片隅もつい昨日の光景のように長目の効果に包まれて距離が崩壊する。  俗説に従って、魂がもう一つの魂と入れ替わって誰でもなくなる失踪、犯人の蒸発を、遠近法は捕捉しない。隠沼は、デューラーの「森の中の沼」や「アルコの眺望」、あるいはブリューゲルの「雪中の猟師」のように補足しようとしても逃れ去る。しかしそれは、極端に私的な片隅ノ猛威に被曝した痕跡ではある。

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