Wednesday, April 07, 2021

碧空1863 nautilus404(世界の終わりの覚醒)

1863 nautilus404(世界の終わりの覚醒)  世界の終わりは、枯渇というようなものではなく、doppelgaenger のようにいつまでも途中までしかやって来ないのである。  世界の終わりほど興味を掻き立てる興奮も絶景もないが、その場所は目的との区別をおかされ、その焦燥は疾しさと区別がつかない。釘づけの磔刑の十字を何度ものぞきに戻らずにはいないのは、それが世界の終わりの興奮と絶景、焦燥と疾しさを彫刻していて、途中までしかやって来ないからである。  彫刻としての釘付けの磔刑の十字を見詰めていると、雨蛙が周囲の網膜像を(取り巻く環境が大理石なら模様の中のアンモナイトまでも)表皮に転写するように釘づけの磔刑の十字が丸ごとコピーされて劇的に変態してしまい、途中までしかやって来なくなる。  もっとも、この変態は、転写なのではなく、眠り込んでいた世界の終わりの覚醒である。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home